
中部電力の電柱
絶縁

長野県で見つけた中部電力の電柱です。変圧器の板と腕金の間に何かあります。

変圧器の所を良く見ると、ピン碍子でした。ピン碍子の上に木の板を置きその上に変圧器を置いています。 又、電柱、上部の腕金との間にも耐張碍子があります。
聞いた話では、中部電力の電柱では幾つかこのような電柱があるそうで、B種接地の関係で接地抵抗値を得る為に 接地線と接続している変圧器のケースを絶縁しているのでは無いかということです。
私は初めて見ました。
B種接地とは、『変圧器の高圧側の1線地絡電流のアンペア数で150又は300を除した値に等しいオーム数の接地抵抗で接地する』と言うことだそうです。
と、ここまで来て、最初の写真をよく見ると、低圧側は三相4線式になっているのではないかと思いました。 三相4線式は下の図のようになっているのだそうで、単相3線式では赤色部分を接地するそうなので、
ここで使用している変圧器が下の図のようにケースに接続しているとしたら、下の図の上下の変圧器の赤色部分を 絶縁する為にこのようにしているのではないかと思うのが、私の考えです。
真相はどうなのでしょう。
2000/9/17 追加
沢山の方から教えていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
1.上の接続図は誤りで、真中の線がケースと繋がっている訳では無く、ケースが接地されていると言うことです。 又、三相変圧器の真中は何処も接続されていないそうです。下の図が正しいようです。
2.この方法はパンザマストに変圧器を載せる時に使われる方法だそうです。