電柱JV
400V級配電線

この400V級配電線は、留萌市の山奥にある公園のトイレの電灯負荷に電力を供給しています。 公園に行く途中までにTV放送所や無線中継所が多数あるので6.6kVの配電線がありますが、その先は公園のトイレ以外は負荷設備がありません。 6.6kVの終端から公園までは距離があるので、400V級配電が採用されたと思われます。

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400V用単相変圧器で、容量は5KVAです。 『リード線支持碍子』を通して1次側に接続されています。 2次側は電圧線の1本が開放されていて、単相2線の100Vでトイレに供給しています。

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400V級配電引通し部分です。 画像が暗くて見づらいですが、電線の支持に『碍子レスラック』と『地度調整ラック』を使用しています。 電柱上部に架空地線がある事以外は、低圧線の施工方法と変わりはありません。

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珍しい事に、架空地線が張られていました。 北海道電力では特別高圧線以外は高圧線にも架空地線は張られていないのに、なぜ400V線に架空地線が張られているのでしょう? 地線の支持には『一線ラック』が使われていました。

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見づらいですが、『415V』と書かれた表示札が付けられています。



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